幅広い芸で知られ、歌舞伎の認知度を高めた歌舞伎俳優の中村勘三郎（なかむら・かんざぶろう、本名・波野哲明＝なみの・のりあき）さんが５日午前２時３３ 分、急性呼吸窮迫症候群（ＡＲＤＳ）のため、都内の病院で死去した。




５７歳だった。今年の６月中旬に、初期の食道がんが発見されたことを告白。７月２７日 に手術を行った。その後は、舞台復帰に向け療養に努めていたが、８月中旬にＡＲＤＳを発症した。先月下旬から徐々に病状が悪化。そのまま帰らぬ人となっ た。

　さまざまなアイデアを生み出しては実行し、歌舞伎界の行く末を誰よりも真剣に考えていた勘三郎さん。来春完成の新しい歌舞伎座（東京・銀座）を支える中心人物の一人として期待されていた大俳優が、あまりにも早すぎる死を迎えた。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121205-00000263-sph-ent


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